意向把握義務では、保険販売する際に、お客さまの意向を把握し、その意向に沿った保険プランを提案・説明することが義務とされています。これの目的は、お客さまが自らのリスクやニーズを理解し、そのニーズに合った保険に加入できる環境を整備することが目的とされています。すなわち、保険販売側の都合で保険を販売などしてはいけないですよ、といったところでしょうか。そのため、意向把握の中では次のようなことを実施します。①お客さまの抱えているリスクやニーズの把握 ②お客さまの意向に沿った保険プランを提案 ③お客さまの意向と提案した保険プランの対応関係を説明 ④お客さまの意向と最終的な意向の比較と相違点を確認 なお、意向把握の対象となる事項は監督指針で定められていますが、お客さまの真のニーズを把握するためには、より幅広く情報を収集する必要があります。また、その方法は保険会社や保険販売代理店によって異なりますが、アンケートやヒヤリングにて行われているようです。