保険用語集(システム導入関連)– archive –
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月次精算 と デイリー精算(げつじせいさん と でいりーせいさん)
保険代理店が保険契約者からお預かりした損害保険料(損保)を管理するための代理店勘定口座に収納された保険料を月1回、損害保険会社各社から送付される保険料精算書をもとに保険料の精算作業(確認)を実施、保険料は保険会社へ送金し、代理店手数料を売上として受け取っています(「月次精算」)。これとは別に、近年では保険会社各社ともキャッシュレス化が推進されていることから、従来、現金や小切手で集金したものは、代理店勘定口座へ預入を行っていましたが、この預入を行うことなく、集金した当日もし... -
プロトタイプ型(開発)
ウォーターフォール型(開発)では、要件定義の後に、外部設計(画面の設計や、DB設計を行う)を行うのが一般的なのですが、プロトタイプ型(開発)では、要件定義の後に「実際に操作を行うことができる画面」を作成し、これをまずは「評価」し、プロトタイプ完成後に設計・開発の工程を行う開発手法です。ウォーターフォール型(開発)でも、画面設計をおこないますがあくまでも資料ベースなのに対し、プロトタイプ型(開発)では、実際に動作(操作)できる画面が作成されるため、ウォーターフォール型(開発... -
アジャイル型(開発)
サービスインまでの時間を短縮できることが名前の由来になっているアジャイル(素早い)型開発。システムやソフトウェアを開発を機能といった小さな単位にわけて開発工程(要件→設計→開発→テスト)を繰り返し行う開発手法になります。そのため、テストが完了したものからリリースすることができ、他機能によって生じる仕様変更等はこれをブラッシュアップしながら、システム全体を組み上げていくといったことが特徴です。そのため、仕様変更に強く、リリースまでの期間が短縮されるアジャイル型(開発)は、現在の... -
スパイラル型(開発)
スパイラル型(開発)は、作成するシステム全体をサブシステムや機能ごとに分割し、サブシステムや機能ごとにシステム開発手順を繰り返し行いながら開発を行っていく手法です。すなわちAの機能を作成し、要求者からのフィードバックを受けて、今度はBの機能を順に作成していきます。作成都度、要求者に内容の確認を行いながら進めることができるので、手戻りのリスクが低くなります。また、要件定義が不完全なものであっても、開発工程を進めることができます。これは開発プロセスの途中で仕様変更や修正が発生... -
ウォーターフォール型(開発)
ウォーターフォール型(開発)は、ソフトウェア開発における昔からある一般的な開発手法で開発前に仕様を固めるスタンダードなやり方になります。システム開発手順の上流工程(要件定義)から下流工程(総合テスト)までを順番に行います。そのため、プロジェクトの全体像が分かるため予算や人員等の計画をたてやすいといったメリットがある一方、テスト工程の段階で「仕様変更」が発生すると、上流工程にさかのぼり変更を行うといった手戻りが発生します。これによりコストや進捗に影響を与えるため遅延リスクの... -
ミドルウェア
システムを導入する際に一度は耳にしたことがあると思います。では「ミドルウェア」とは何なのか、実は「ミドルウェア」もソフトウェアなのです。但し、一般的なソフトウェアとは異なる役割を担っています。例えば保険代理店システムのソフトウェアを導入しようとした場合。サーバー(機器)に、保険代理店システムのソフトウェアだけをインストールしてもシステムを動作させることはできません。サーバー(機器)には、① OS(Windowsなど) ② ミドルウェア(アプリケーションサーバーなど) ③ アプリケーシ... -
開発手法(かいはつしゅほう)
システムの専門用語である「開発手法」とは、システム(ソフトウェア)開発において利用する作業手順やルールのことになります。通常、一からシステム(ソフトウェア)の開発を行う場合、対応するプロジェクトの規模や性質、参画するメンバの人員数や、能力、開発期間などを考慮したうえでこれに適した「開発手法」を選択することが良いと言われています。その「開発手法」には、ウォーターフォール型、プロトタイピング型、スパイラル型、アジャイル型といった良く聞かれる「開発手法」をはじめ、さまざまな開発... -
意向把握義務(いこうはあくぎむ)
意向把握義務では、保険販売する際に、お客さまの意向を把握し、その意向に沿った保険プランを提案・説明することが義務とされています。これの目的は、お客さまが自らのリスクやニーズを理解し、そのニーズに合った保険に加入できる環境を整備することが目的とされています。すなわち、保険販売側の都合で保険を販売などしてはいけないですよ、といったところでしょうか。そのため、意向把握の中では次のようなことを実施します。①お客さまの抱えているリスクやニーズの把握 ②お客さまの意向に沿った保険プラン... -
比較推奨販売(ひかくすいしょうはんばい)
2014年(平成26年)5月に「保険業法等の一部を改正する法律」が「成立」し、2016年(平成28年)5月施行されました。この保険業法の改正で、「意向把握・情報提供義務」、「体制整備義務」、「募集人管理義務」、「コンプラ遵守」、「ガバナンス」といった内容が変わりました。これにより「顧客本位の業務運営」が求められ、その中で、「お客さまの意向に沿った保険商品を提案」することが求められています。通常、乗合の保険販売代理店では、複数の保険会社、保険商品を取り扱っているので、乗合の保険販売代理店... -
RPA(アール・ピー・エー)
RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略語で、皆さんが行う業務工程を自動化するロボットのことになります。ロボットと聞くと機械の組立といったことを想像しますが、システムでは、人が行っていた作業をかわりにロボットにおこなってもらいます。これにより作業負荷の軽減や、昨今の人不足といった点を解消してくれるといったメリットがあります。但し、あくまでもシステムが行える範囲は限られるのでその点は見極めが必要なようです。例えばEXCELの記載内容を...