保険会社との保険料の精算を行いますが、分担契約の場合「一括精算」と「個別精算」の2つの精算方法が存在します。「一括精算」は幹事の保険会社と精算を行い、「個別精算」は幹事、非幹事保険会社毎に「シェア」割りされた保険料を精算します。「一括精算」では、幹事保険会社が非幹事保険会社との保険料を精算してくれるので、事務作業は軽減されるものの、非幹事保険会社から受領すべき代理店手数料は翌々月以降となります。一方で「個別精算」は、事務作業はその分手間がかかるものの、幹事、非幹事保険会社毎に精算を行うので、保険会社から受領すべき代理店手数料は精算作業月に確定することができるといった特徴があります。なお、代理店分担も同じような仕組みとなりますが、幹事となる保険代理店が複数の非幹事代理店と連携しながら、業務を進める必要があり煩雑となるので「個別精算」はせず「一括精算」を行っている保険代理店がほとんどです。
保険代理店システムで「個別精算」の場合は、保険料精算を行うのに必要な収支明細表への記入を、幹事保険会社、非幹事保険会社毎に記入するのは、面倒なので「シェア」にしたがい、システムが自動で記入することで作業が簡素化されるばかりか、誤りも減るのでこの点考慮されると良いでしょう。