保険用語集(システム導入関連)– archive –
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ウォーターフォール型(開発)
ウォーターフォール型(開発)は、ソフトウェア開発における昔からある一般的な開発手法で開発前に仕様を固めるスタンダードなやり方になります。システム開発手順の上流工程(要件定義)から下流工程(総合テスト)までを順番に行います。そのため、プロジェクトの全体像が分かるため予算や人員等の計画をたてやすいといったメリットがある一方、テスト工程の段階で「仕様変更」が発生すると、上流工程にさかのぼり変更を行うといった手戻りが発生します。これによりコストや進捗に影響を与えるため遅延リスクの... - 保険用語集
ミドルウェア
システムを導入する際に一度は耳にしたことがあると思います。では「ミドルウェア」とは何なのか、実は「ミドルウェア」もソフトウェアなのです。但し、一般的なソフトウェアとは異なる役割を担っています。例えば保険代理店システムのソフトウェアを導入しようとした場合。サーバー(機器)に、保険代理店システムのソフトウェアだけをインストールしてもシステムを動作させることはできません。サーバー(機器)には、① OS(Windowsなど) ② ミドルウェア(アプリケーションサーバーなど) ③ アプリケーシ... - 保険用語集
開発手法(かいはつしゅほう)
システムの専門用語である「開発手法」とは、システム(ソフトウェア)開発において利用する作業手順やルールのことになります。通常、一からシステム(ソフトウェア)の開発を行う場合、対応するプロジェクトの規模や性質、参画するメンバの人員数や、能力、開発期間などを考慮したうえでこれに適した「開発手法」を選択することが良いと言われています。その「開発手法」には、ウォーターフォール型、プロトタイピング型、スパイラル型、アジャイル型といった良く聞かれる「開発手法」をはじめ、さまざまな開発... - 保険用語集
意向把握義務(いこうはあくぎむ)
意向把握義務では、保険販売する際に、お客さまの意向を把握し、その意向に沿った保険プランを提案・説明することが義務とされています。これの目的は、お客さまが自らのリスクやニーズを理解し、そのニーズに合った保険に加入できる環境を整備することが目的とされています。すなわち、保険販売側の都合で保険を販売などしてはいけないですよ、といったところでしょうか。そのため、意向把握の中では次のようなことを実施します。①お客さまの抱えているリスクやニーズの把握 ②お客さまの意向に沿った保険プラン... - 保険用語集
比較推奨販売(ひかくすいしょうはんばい)
2014年(平成26年)5月に「保険業法等の一部を改正する法律」が「成立」し、2016年(平成28年)5月施行されました。この保険業法の改正で、「意向把握・情報提供義務」、「体制整備義務」、「募集人管理義務」、「コンプラ遵守」、「ガバナンス」といった内容が変わりました。これにより「顧客本位の業務運営」が求められ、その中で、「お客さまの意向に沿った保険商品を提案」することが求められています。通常、乗合の保険販売代理店では、複数の保険会社、保険商品を取り扱っているので、乗合の保険販売代理店... - 保険用語集
RPA(アール・ピー・エー)
RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略語で、皆さんが行う業務工程を自動化するロボットのことになります。ロボットと聞くと機械の組立といったことを想像しますが、システムでは、人が行っていた作業をかわりにロボットにおこなってもらいます。これにより作業負荷の軽減や、昨今の人不足といった点を解消してくれるといったメリットがあります。但し、あくまでもシステムが行える範囲は限られるのでその点は見極めが必要なようです。例えばEXCELの記載内容を... - 保険用語集
インシュアテック(InsurTech)
インシュアテック(InsurTech)とは、保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、保険分野におけるフィンテック(FinTech)を指します。ちなみにフィンテック(FinTech)も金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結び付けたさまざまな革新的な動きのことになります。経済産業省が2017年5月に公開した「FinTech ビジョン」では、「保険分野における FinTech」と定義され、テクノロジーを活用した新たな保険商品の開発や、販売・引... - 保険用語集
構成員契約規制(こうせいいんけいやくきせい)
構成員契約規制って何?あまりシステム開発で関係のない言葉になりますが、保険販売代理店がどのような保険契約を取り扱っているかを知る上でも、覚えておいても良いかもしれません。実は保険業法で「生命保険には構成員契約規制」というものが定められています。これは企業が生命保険会社と募集代理店契約を締結し、生命保険商品の募集を行う場合、従業員への圧力等を防止する観点から、当該企業およびその企業と密接な関係を有する者に対して、保険募集を原則として禁止しています。なので企業代理店と呼ばれる... - 保険用語集
保険の「第1分野」「第2分野」「第3分野」
そもそも、生命保険と損害保険では何が違うのでしょう。大きな違いは取り扱える保険商品が異なることです。これを分類しているのが「第1分野」「第2分野」「第3分野」になります。「第1分野」は「人を対象」とした保険(死亡保険、養老保険等)なので、生命保険会社が販売します。これに対し「第2分野」は「物を対象」とした保険(自動車保険、火災保険等)なので、損害保険会社が販売します。最後に「第3分野」ですが、こちらは「病気やケガを対象」とした保険(医療保険、介護保険、がん保険)になります... - 保険用語集
Aグループ と Bグループ
保険代理店システム導入の打合せの中で、時折「Bグループ(B団体)」といった言葉を耳にします。言葉の中に「団体」といったワードが含まれる場合は、なんとなく想像できるのですが、「Bグループ」と言われてしまうとさっぱりわかりません。実はこの「Bグループ」は、会社(団体・官公庁など)と保険会社が団体契約を結び、会社に属する従業員・OB(OG)が加入者(被保険者)となる団体保険のことで、以前記載した「団体契約 と 団体扱い契約」で説明をした団体契約と同じです。一方で「Aグループ」が...