保険用語集(システム導入関連)– archive –
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オンプレミス と クラウド
これらは利用するシステムをインストールする環境(や場所)を示しています。オンプレミスとは、保険販売代理店の自社内にご自身でサーバー環境を用意し、これに保険代理店システムをインストールします。最近では社外(AWS(アマゾン ウェブ サービス)等)にサーバー環境を用意し、これを自社内にあるがごとく利用する場合もあり、このような利用の仕方をプライベートクラウドと呼び、これもオンプレミス(サーバーインストール)に分類されます。これに対しクラウドですが、最近ではクラウドサービスを総称して... -
代理店データ提供依頼(だいりてんでーたていきょういらい)
各保険会社から保険契約情報等のデータを提供をして頂く場合は、各保険会社毎に『提供依頼書(代理店システム実施連絡依頼書等)』に記入し、取りまとめを行っている保険会社(代申会社もしくはシステム代申会社)を通じて、保険会社各社へ依頼を行います。依頼後、データ提供の可否は『提供依頼書』にて回答が届きます。保険会社によってはデータ提供できない保険会社もありますのでご承知おきください。また、損保と生保でデータ提供の受付締め日が異なりますが、依頼から初回のデータ提供までには、少なくても... -
保険契約情報(ほけんけいやくじょうほう)の各保険会社からの提供内容
基本、ご自身の代理店に関する契約『幹事分』のみ、保険契約情報が提供されます。すなわち、共同保険の非幹事分や、代理店分担契約の非幹事分は、提供されません。但し、最近では保険会社によって代理店データ提供依頼時に『非幹事』分を申請することによって提供される場合もあります。しかし、全ての保険会社ではないので、保険代理店システムで取り扱う場合には、これに対して考慮が必要です。また、マリン種目(船舶、積荷(外航)、運送、積荷(内航))は、データ提供対象外となっています。しかし、一部の... -
代申会社/代理申請会社(だいしんかいしゃ/だいりしんせいかいしゃ)
代理店の所属する保険会社を代理人として手続きを行い、この所属する保険会社を代申会社(代理申請会社)と言います。乗合保険会社が複数の場合であっても、そのうちの1社の保険会社が代申会社(代理申請会社)となります。また、主として利用する保険会社のオンラインシステムを導入した場合、この保険会社をシステム代申とすることがあるようです。そのため、代申とシステム代申で、保険会社が異なる場合もあるようです。 -
乗合代理店(のりあいだいりてん)と専属代理店(せんぞくだいりてん)
「乗合代理店」は、複数(2社以上)の保険会社と代理店契約を結んでいる保険代理店を言います。なお、一社の保険会社と代理店契約を結んでいる保険代理店は「専属代理店」と言います。乗合代理店では、お客さまの意向にあわせて複数の保険商品を比較、提案できます。一方で専属代理店はアフタフォローが手厚い等といった特徴があります。 -
分担契約(ぶんたんけいやく)
分担契約は大きく分けると3つに分けることができます。 ① 共同保険・・・1つの保険契約を複数の保険会社で引き受ける ② 代理店分担・・・1つの保険契約を複数の保険代理店でシェアする ③ 共同保険代理店分担・・・①と②の組み合わせこの時、主たる保険会社、保険代理店を幹事、それ以外を非幹事と言い、分担割合は「シェア」によりそれぞれの比率が決まり、保険料や代理店手数料を「分担表」を作成するなどして管理されています。補足になりますが、各保険会社から提供される保険契約情報には、幹事分... -
一括精算(いっかつせいさん)と個別精算(こべつせいさん)
保険会社との保険料の精算を行いますが、分担契約の場合「一括精算」と「個別精算」の2つの精算方法が存在します。「一括精算」は幹事の保険会社と精算を行い、「個別精算」は幹事、非幹事保険会社毎に「シェア」割りされた保険料を精算します。「一括精算」では、幹事保険会社が非幹事保険会社との保険料を精算してくれるので、事務作業は軽減されるものの、非幹事保険会社から受領すべき代理店手数料は翌々月以降となります。一方で「個別精算」は、事務作業はその分手間がかかるものの、幹事、非幹事保険会社... -
代理店データ提供要領の種類(だいりてんでーたていきょうようりょうのしゅるい)
代理店データ提供要領には主に(保険会社が提供可能なデータ)以下のようなフォームがあります。・初期提供保有データ・・・ xx日現在の有効な保険契約情報を全件受領する場合に利用します。・初期団体契約被保険者明細データ・・・ 初期提供保有データには、団体親契約のみなので被保険者毎の情報が必要な場合に利用します。・定期提供保有データ・・・ 日々発生する差分(新規・異動)の保険契約情報を受領する場合に利用します。・定期団体契約被保険者明細データ・・・ 定期提供保有データには、団体親契... -
共同ゲートウェイ/共同GW(きょうどうげーとうぇい)
保険代理店システムを導入する際、保険会社共同ゲートウェイ(以下、共同GWと記載)へ『送信トレイ』の開設が必要となります。そもそも、共同GWとは『保険販売代理店と複数の保険会社のシステムとを接続する仕組み』で、各保険会社のシステムへの接続はこれを介して行われています。また、共同GWには各保険会社から提供される保険契約情報を集約し保険代理店へ提供するサービスを行っており、保険代理店の『送信トレイ』からダウンロードし、保険代理店システムに取込む等して利用します。(注)各保険会社... -
代理店データ提供要領(だいりてんでーたていきょうようりょう)
保険販売代理店と保険会社の間で保険契約情報などをやりとりする場合に必要なインターフェースレイアウトの標準フォームとなります。(日本損害保険協会が中心となって作成されたもの)そのため、保険販売代理店に提供される保険契約情報は、各保険会社ともに、これを基本ルールとして必要な情報が提供されています。この代理店データ提供要領は、保有データ提供要領と言ったり、1700Byteデータと言ったりと、取り扱っている会社では言い方もさまざまなようです。